2008-10-20 ArtNo.41558
◆Cairn、ラジャスタン州にUS$18億追加投資
【ニューデリー】Cairn India Ltd(CIL)は2008-2009年の間にラジャスタン州に18億米ドルを投資、2009年下半期から同州における原油の採掘を開始する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月16日、CIL幹部の言として伝えたところによると、既に4000クロー(US$8.25億)を投じた同社は、残りの資金調達もほぼ完了している。プロジェクトには、Mangalaにおける先進的処理ターミナルの設置と、西海岸における600キロの原油輸送用パイプラインの敷設が含まれる。
試掘井の掘削は既に完了しており、プロジェクト期間を通じ100本以上の開発井を掘削する。当面先ず20本の掘削を予定している。
CILはラジャスタン州Barmer盆地のMangala/Bhagyam/Aishwariya(MBA)鉱区における採掘を開始するため、最近カスタム・メード移動掘削装置2基を購入した。グジャラート州Mundraと西ベンガル州Haldiaの港湾から同掘削装置を移送する作業が着手されている。
開発井の掘削は来月後半に開始され、Mangala鉱区における生産が最初に開始される。ラジャスタン州鉱区におけるピーク生産量は17万5000bopd(Barrels of Oil per Day)と見積もられる。
ラジャスタン州で採取されるMangala原油はアメリカ石油協会(API:American petroleum Institute)等級27の良質な低硫黄スイート原油で、国内の石油精製施設が輸入している原油の多くと同等だが、Mangala原油より重質のものが94種類、より粘着性が高いものが31種類存在する。
Mangala処理施設(MPT:Mangala Processing Terminal)におけるMBA原油の処理量は当初の100kbopdから175kbopdに拡大したと言う。
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