【ハイデラバード】米国航空宇宙業界は、航空機と航空機部品を売り込んだ後、インドの航空インフラ開発領域のビジネス機会に注目している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月16日報じたところによると、アメリカ航空宇宙産業協会(AIAA:Aerospace Industries Association of America)のMarion Blakey会頭兼CEOは、『2008年インド航空博(India Aviation 2008)』の会場で以上の見通しを語った。それによると、米国業界は航空管制システムの近代化を図るインドに、衛星ベースの次世代システムを納入する等、航空インフラ開発面でインドに協力できる。例えば、インドが整備する静止衛星型衛星航法補強システム(SBAS:Satellite-Based Augmentation System)GAGAN(GPS/GLONASS and Geostationary Augmented Navigation)は、その1つと言える。
Boeing Commercial AirplanesのDinesh Keskar上級副社長によると、世界経済が金融波乱の影響を受ける中にあっても、インドの民間航空産業は引き続き成長を遂げるものと見られ、インド政府も長期的なインフラ開発努力を公約している。この方面のハイテク製造/デザイン/ソフトウェア領域のノーハウを備えた米国企業は300社を超えると言う。
India Aviation 2008には、米国インド・ビジネス委員会(USIBC:US-India Business Council)とAIAAの大型代表団が参加した。