【ニューデリー】CyberMedia社の雑誌Global Servicesと米国のコンサルタント会社Tholons Advisoryが共同発表した8大『global outsourcing cities』の内6つを、インドの都市が占めた。
ビジネス・スタンダードが10月8日報じたところによると、1位はカルナタカ州Bangalore、2位はタミールナド州Chennai、3位はDelhi首都圏(NCR)で、他にアンドラプラデシュ州Hyderabad／マハラシュトラ州Mumbai／同州Puneが、それぞれ5位、7位、8位を占めた。これら3都市は今回初めて8大都市入りした。またアイルランドのDublinが4位、フィリピンのMakatiが6位にランクされた。
一方、『Top 50 Emerging Global Outsourcing』については、アジアの都市が19、中欧／東欧の都市が13を占め、インドの都市では西ベンガル州Kolkata／パンジャブ州とハリヤナ州の州都Chandigarh／タミールナド州Coimbatore／ラジャスタン州Jaipurが名を連ねている。この内Jaipurは今回初めてトップ50入りした。
セント・ペテルスブルグ／上海／バンガロール／マカティ／ホーチミン／デリーNCRは、ハイエンドで複雑なサービスを提供しているが、必ずしも低コストではなく、サービスのコスト競争力と複雑さは相互にトレードオフされる。TholonsのAvinash Vashistha重役(CEO)によると、同社顧客の多くは中核的研究拠点(Centres of Excellence)のニーズに基づきアウトソーシング拠点を決めている。例えば、周辺16都市を包含したマニラ首都圏(Manila National Capital Region)の人口はインドの13分の1以下だが、インドBPO(business processing operations)産業の2分の1に相当する収入を稼いでいると言う。