2008-10-10 ArtNo.41522
◆GSM組織、同一組織内のナンバーポータビリティーに異議
【ニューデリー】GSM(Global System for Mobile Communication)携帯電話会社の組織、インド・セル式電話業者協会(COAI:Cellular Operators Association of India)は、同一グループ内の携帯電話ナンバー・ポータビリティー(MNP)に反対する立場を表明した。
インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダードが10 獅V日報じたところによると、電気通信局(DOT:Department of Telecom)は、これ以前にGSM/CDMA(Code Division Multiple Access)両技術を併用する携帯電話会社が、それ自身のネットワーク内でMNPを導入するのを認めると発表した。
しかしCOAIによると、例えばReliance Communications Ltd(RCL)が、同社の既存CDMA顧客に自社GSMへの転換を奨励することを認めるなら、周波数域の利用状況をモニターするのは不可能になり、政府は周波数域使用料収入の損失を被る恐れがある。それだけではなくRCLは既存CDMAユーザーをGSMに移した後、キャパシティーが一杯になったとして追加周波数域を申請することもできる。
このためCOAIは、番号の移動手続きは独立の機関を通じて行い、また他社に対するMNPを自社内のMNPに優先して実行することを義務づけるよう提案した。
このためDOTは、独立の作業グループに同一企業内のMNPに関する検討を委ねたと言う。
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