1995-12-02 ArtNo.4152
◆<星>HDB土地セールに旺盛な反応
【シンガポール】このほど住宅開発局(HDB)が募集した6区画の宅地入札では、大部分の応札価格がアナリストの予想や過去の記録を上回っており、沈滞気味の住宅不動産市況に曙光が生じている。
不動産王の異名をとるン・テンフォン氏はオーチャード・ターミナルPte Ltdを通じて6区画中3区画に一番札を投じたが、ン氏だけでなく、シティー・デベロプメント、オールグリーン・プロパティーズ、ファースト・キャピタル・コーポレーション、ウィン・タイも応札、不動産コンサルタント、ジョーンズ・ラング・ウートンのアナリストは主要プレーヤーが全て市場に復帰したと評している。
トータック・ロード/トーイー・ドライブの17万9370平方フィートの区画には最も多い10社が応札、ン氏が8187万Sドルの1番札を入れた。同入札価格は1.4倍のプロット・レシオを基にした総床面積から換算すると1平方フィート当たり326Sドルとなり、6区画全ての応札価格の中で最高となっている。ン氏はスーメイ(S$2.1535万)及びホーガン(S$1.464万)の2区画にも1番札を入れた。またホンリョン・ホールディングズと姉妹会社のシティー・デベロプメンツは共同でブキ・バトのアパート開発区画に2億3300万Sドルの最高価格で応札した。これは同上1平方フィート当たり233Sドルとなる。しかしながらパシルリスとコーポレーション・ドライブ(ジュロン・ウェスト)の複合開発地にはドーナトロン社とダイナスティー・コーポレーションがそれぞれ3520万Sドルと4590万Sドルの1札を入れたが、アナリストは最近の99年リース権付き土地に対する関心の薄さを反映した低調なものと評している。(ST,BT,LZ:12/1)
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