【ハイデラバード】アンドラプラデシュ州の州営発電会社Andhra Pradesh Power Generation Corporation Ltd (AP Genco)は、同州Kadapa県もしくはSrikakulam県に2×1000MW(メガワット)の原子力発電所を建設する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとインディアン・エクスプレスが10月7日報じたところによると、アンドラプラデシュ州のY S Rajasekhara Reddy首席大臣は6日、AP Gencoの以上の計画を承認した。Kadapa県にはウラニウム鉱山が、州都Hyderabadには核燃料施設が、Khammam県Manuguruには重水プラントが、それぞれ存在し、用地や水供給も容易に確保できる。こうした点からアンドラプラデシュ州には原子力発電施設を設ける条件が整っていると言える。Nuclear Power Corporation of India Ltd(NPCIL)は今月初、AP Gencoと合弁を組むことに強い関心を表明していた。
首席大臣がこの日発表したところによると、AP Gencoは、Prakasam県Vodarevu港付近に同州2番目になる4000MWのウルトラ・メガ発電所を建設する。今年12月に起工式を主宰する予定の首席大臣は、AP Gencoに特別目的会社(Special Purpose Vehicle)を設け、プロジェクトを進めるよう指示した。
一方、中央政府は同州VodarevuもしくはNizampatnamにやはり4000MWの別のウルトラ・メガ発電施設を設けることを計画している。中央電力局(CEA:Central Electricity Authority)の技術チームが近く両地を実地視察すると言う。