SEAnews 2008-10-08 ArtNo.41511

【ムンバイ】Moser Baer India Ltd(MBIL)はドイツ拠点のソーラ・システム統合会社2社Ralos Vertriebs及びColexon Energyと、総額5億米ドルの太陽光発電(PV)モジュール輸出確定契約を結んだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとザ・ヒンドゥーが10月2日報じたところによると、MBIL子会社のPV Technologies India Ltd(PVTIL)は、向こう4年間に上記ドイツ企業2社にGen 8.5非晶質シリコン(Amorphous Silicon 'Gen 8.5')薄膜パネルを納入する。
Moser BaerのYogesh Mathurグループ財務担当重役(CFO)によると、同社は通常の薄膜パネルの4倍に相当する5.72平米のパネルを製造する技術を梃子に同契約を獲得した。同社はまた標準的エネルギー効率の6.5％を上回る8.5～9％の効率の薄膜モジュールを製造する技術を手に入れつつある。
ウッタルプルデシュ州Greater Noidaには、キャパシティー40MW(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)のシングル素子(single junction)薄膜工場を有し、同キャパシティーは50～55MWに拡張できる。加えて同地に別にキャパシティー65メガワットのタンデム素子(tandem junction)薄膜製造施設を設ける計画だ。これにより合計キャパシティーは120MWに拡大する。その後タミールナド州Chennaiにキャパシティー500MWの施設を設けることも計画している。
MBILの2008年3月期年商は4億米ドル以上で、内ＰＶビジネス売上げが4300万米ドルと、全体の10％を占めた。今会計年度は同比率が20～30％に達するものと予想される。Ravi Khanna重役(グループCEO)によると、2009年3月期のＰＶビジネス売上げは1億5000万～2億米ドルに達する見通しと言う。