2008-10-08 ArtNo.41502
◆インド/ASEAN自由貿易協定12月18日に調印
【ニューデリー】インドと東南アジア諸国連合(ASEAN)の商品貿易に関する自由貿易交渉は既に合意に達し、双方は今年12月18日に自由貿易協定(FTA:Free Trade Agreement)に調印する運びだ。
エコノミック・タイムズが9月29日伝えたところによると、シンクタンクResearch and Information System(RIS)とアジア開発銀行(ADB)が28日共催した『ASEAN/インド自由貿易協定』と題するセミナーの席上、Jairam Ramesh貿易担当国務相は以上の消息を語った。それによると、今年末にタイのバンコクで催され、Manmohan Singh首相も出席する予定のインドASEANサミットの会場で調印式が行われる。
インドは2007-08年度、ASEAN向けに160億米ドルを輸出、240億米ドルを輸入した。インドは貿易収支の大幅な赤字を抱えているにも関わらず、原産地規則や関税番号の変化(change in tariff heading)に関する協議において柔軟な態度を示し、交渉を妥結させた。インドとASEAN間で取引される品目のほぼ96%の関税が撤廃もしくは大幅に引き下げられ、インドは300品目以上の農産品を保護対象になるセンシチブ品目に指定した。
商品貿易に関するFTA調印後、双方は引き続いてサービス貿易と投資に関する交渉に入ると言う。
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