SEAnews 2008-10-03 ArtNo.41496

【ムンバイ】メガ・ファブシティー・プロジェクトの照準をグジャラート州に合わせるMukesh Ambani氏に率いられるRelianceグループは、来年1月に催される国際投資家会議『Vibrant Gujarat Global Investors Summit』会場で関係協定に調印する見通しだ。
ビジネス・スタンダードが9月29日、グジャラート州政府筋の言として伝えたところによると、グループはグジャラート州Jamnagarにサンド・ツー・シリコン・コンプレックスを設け、太陽光電池(PV cell)モジュールから電子産業向けハイエンド半導体チップまで製造する計画で、プロジェクト・コストは1万クロー(US$22.16億)前後にのぼる見通しだ。ポリシリコン／単結晶・多結晶インゴット／ソーラ・グレード・ウエハー等の製造が計画されており、熟練／未熟練労働者1万人以上の就業機会が創出される。組み立てユニットでは、主にソーラ・パネルが製造される。第1期計画の下、3年内に組み立て／検査／評価／包装(ATMP:test, mark and packaging)施設が設けられる。グループは、グジャラート州政府工業部と関係協議を進めており、近く詳細計画を提出するものと見られる。グジャラート州政府は、中央政府から各州に割り当てられた10MW(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)のソーラ発電奨励枠の内5MWをリライアンス・グループに提供する仮契約(letter of intent)を結んでいる。
リライアンス・グループはマハラシュトラ州もしくはアンドラプラデシュ州に同様のファブシティーを設けることも検討していると言う。
ちなみに、米国拠点インド人企業家のコンソーシアムHindustan Semiconductor & Manufacturing Company (HSMC)もグジャラート州Ahmedabad近郊Prantijにファブ・シティーを設ける計画を同州政府と協議しており、同話し合いは最終段階を迎えている。第1期計画だけで8000クロー(US$17.73億)以上が投資される見通しと言う。