SEAnews 2008-10-03 ArtNo.41495

【ジャイプル】ロシアの多角経営企業Sistemaは来年15億米ドル以上を投じ、インド全国をカバーする通信網を構築する。
エコノミック・タイムズとビジネス・スタンダードが10月1日報じたところによると、Shyam Telelink-Sistemaは9月30日、ラジャスタン州でRainbowと命名された800MHz周波数域を用いた携帯電話サービスを開始するとともに以上の計画を明らかにした。SistemaのVladimir Evtushenkov会長によると、支配権益を握るShyam Telelink-Sistemaに既に10億米ドルを投じた同社は、来年さらに15億米ドルを追加投資し、ネットワークを全国に拡大、2012年までに3500万人以上の契約者獲得を目指す。これはインド市場の7％のシェアに相当する。
Shyam Telelink-SistemaはGSM周波数域も申請している。ロシアでMTSブランドのサービスを提供しているSistemaは、同ブランドをインドに紹介することも検討している。
Shyam Telelink-Sistemaは今年初に新たにライセンスを発行された9社の先頭を切ってサービスを開始した。同社は999ルピーの携帯電話端末とセットにして毎分0.5ルピーで市内通話とＳＭＳサービスを提供すると発表しており、新たな価格競争の火付け役を務めるものと見られる。