SEAnews 2008-09-29 ArtNo.41488

【ニューデリー】卸売物価指数(WPI)をベースにしたインフレ率は9月13日までの1週間に12.14％を記録、昨年同期の3.5％を遙かに上回ったが、上昇率は前週と同レベルにとどまった。これは主に、一部の主要食品が値上がりしたものの、製造業製品の値上がりが減速したのに伴うもの。
ビジネス・スタンダード、エコノ~ック・タイムズ、デカン・ヘラルド、ザ・ヒンドゥーが9月26日報じたところによると、WPIの22％の比重を占める一次産品グループは前週に比べ0.1％アップしたが、WPIの63.8％の比重を占める製造業製品グループは前週に比べ0.5％ダウンした。WPIの14.2％の比重を占める燃料／電力／照明／潤滑油グループは前週と同レベルを維持した。必需品30品目の年間上昇率も7.58％と、前週の7.72の上昇率を下回った。
首相経済諮問委員会(EAC:Prime Minister's economic advisory council)は、国際原油価格の下降が持続するなら、インフレは来年4月までに一桁台に沈静する可能性があると予想、統計＆プログラム実施省(Ministry of Statistics & Programme Implementation)のPronab Sen次官は、製造業製品価格が依然高水準の上、昨年同期の価格水準が低いことから、来年1月末まで二桁インフレが持続すると見通した。