2008-09-29 ArtNo.41484
◆BPCL、US$4.9億投じバイオディーゼル製造
【ムンバイ】国営石油会社Bharat Petroleum Corporation Ltd (BPCL)は、傘下の合弁子会社Bharat Renewable Energy Ltd(BREL)を通じ2200クロー(US$4.876億)を投じ、ヤトロファ(Jatropha南洋油桐)からバイオディーゼル油を製造する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月24日伝えたところによると、BPCLのAshok Sinha会長兼MDはこのほど催された年次総会後記者会見し、以上の計画を語った。それによると、BPCLと民間企業2社Nandan Biomatrix Ltd/Shapoorji Pallonji Co Ltdの合弁に成るBRELは、第1段階としてウッタルプラデシュ州の100万エーカーの荒れ地にヤトロファを栽培、3~4年内にバイオディーゼル油の製造を開始する。プロジェクトはウッタルプラデシュ州政府の支援を得ており、苗木の生産と植え付けは、全国農村雇用保証計画(NREGS:National Rural Employment Guarantee Scheme)の適応を受ける。既存のサプライ拠点や液化石油ガス(LPG)製造施設に隣接した余剰地を利用し、ヤトロファの栽培は既に開始されており、植え付けから収穫までには3年を要する。BPCLはウッタルプラデシュ州以外の州でも同様のプロジェクトを手がけることを検討している。
BPCLは目下パンジャブ州に送電網に接続した1MW(メガワット)の太陽光発電施設を建設中で、同パイロット・プロジェクトに約25クロー(US$554万)を投資する。
マドヤプラデシュ州Binaに1万378クロー(US$23億)を投じ年間原油処理能力600万トンの製油所を設ける計画は、これまでに9300クロー(US$20.61億)が支出され、ほぼ75%完成、2009年12月までの稼働を目指している。
BPCLの向こう2年間の資本支出は2700クロー(US$5.98億)で、その後1年間のそれは4000クロー(US$8.87億)と見積もられる。したがって向こう3年間の資本支出は合計6700クロー(US$14.85億)に達する見通しと言う。
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