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2008-09-29 ArtNo.41482
◆R-Power、グリーン・エネルギーにUS$133億投資
【ムンバイ】Reliance Power Ltd(RPL)は、再生可能エネルギー及び代替エネルギー領域に6万クロー(US$132.98億)以上を投資する計画だ。関係する事業には、水力/風力/太陽/燃料電池等をベースにした発電事業が含まれる。
ビジネス・スタンダードが9月24日伝えたところによると、RPLのAnil Ambani会長は、このほど催された第14回年次総会の席上、以上の計画を明らかにした。それによると、東北諸州を中心に約5000MWの水力発電施設を設ける。東北諸州に照準を合わせる理由は単に水資源が豊富に存在すると言うだけでなく、同地域の成長を加速する使命を果たすためである。RPLは、英国のHalcrow、カナダのSNC Lavlin、オーストラリアのSMECを初めとする国際企業の水力発電プロジェクトに様々な支援を提供して来た実績を有する。現在、RPLヘアルナチャルプラデシュ州Siyomの1000MWプロジェクト、同州における700MWのTato-IIプロジェクト、ウタラーカンド州Urthing Soblaにおける280MWのプロジェクト等を手がけている。水力発電プロジェクトだけで投資額は5万クロー(US$110.82億)以上に達する見通しだ。
現在マハラシュトラ州に150MWの風力発電施設を建設中のRPLは、向こう5年間に適当な場所に別に500MWの風力発電施設を設ける計画だ。地場大手風力発電設備業者Suzlonに150MWの設備を発注した同社は、2009年12月までにマハラシュトラ州/カルナタカ州/グジャラート州に新たな風力発電施設を設ける準備を進めている。
政府が最近発表した送電網にリンクしたマルチ・メガワット太陽熱発電(Solar Thermal Power)奨励措置は、国内の太陽発電市場の成長を加速するものと見られる。RPLも、この方面の技術を保持する他社と提携し、送電網にリンクした100MWの集中太陽光発電(CSP:concentrating solar power)施設を建設する。
RPLは改質型電池(reformer-based cell)や水素技術のインド国内における商業利用に関する事業化調査を進めるとともに、この方面の技術を保持する国際企業と設計/開発/製造に関する交渉を進めている。
一方、グループの燃料輸送部門子会社Reliance Natural Resources (RNRL)は、海運ビジネスに1万2000クロー(US$26.60億)を、またセメント・ビジネスに1万クロー(US$22.16億)を、それぞれ投資する。年産約2000万トンのセメント製造施設を設ける。RPLは2000クロー(US$4.43)を投じて約6隻の船を購入、ロジスティクス・ビジネスに進出する。国際金融危機は資金繰りに影響を及ぼしておらず、最近は公開公募(IPO)を通じ1万1500クロー(US$25.49億)を調達したと言う。
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