2008-09-17 ArtNo.41447
◆Eicher-Volvo合弁会社、大型商用車2モデル発売計画
【ムンバイ】地元のEicher Motors Ltd(EML)とスウェーデンのトラック・メーカー、Volvoの合弁に成るVE Commercial Vehicles (VECV)は、2年内に大型商用車2モデルを発売することを計画している。
エコノミック・タイムズが9月12日報じたところによると、EMLのSiddhartha Lal重役(MD)は11日、以上の消息を語った。それによると、EMLの商用車/工学部品/工学ソリューション・ビジネスとVolvoのインドにおけるトラック販売・流通網を統合した合弁会社VECVは、目下新モデルの開発を進めており、18~24ヶ月以内に6X4ダンプカーと6X4牽引車を発売する計画だ。これらは既存モデルに追加され、既存モデルの改良も行われる。
EMLは、目下インド大型商用車市場の2.5%のシェアを占めている。これに対してライバルのTata Motors Ltd(TML)及びAshok Leyland Ltd(ALL)はインド大型商用車市場の90%のシェアを占めている。VECVは、こうしたTML/ALL両社による市場独占を切り崩すことを目指している。
マドヤプラデシュ州Pithampurの工場では引き続きEMLモデルが製造される。現在同工場は1日180台を製造できるが、3年内に1日300台の生産を目指す。VECEはVolvoの国際流通網を利用し、Eicherブランドの車輌を発展途上国に輸出する。
商用車ビジネスをVECEに注入したEMLが保持する唯一のビジネス、モーターバイク会社Royal Enfield Motors (REM)は、近く2種類の新モデルを発売、国際市場の開拓を目指す。最初のモデルは10月、次のモデルは12月までに発売する予定だ。
EMLは新たなビジネス機会を物色しているが、VECEと競合する商用車事業は手がけない。Volvoの金融部門とインド国内に合弁会社を設ける交渉も進めていると言う。
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