2008-09-15 ArtNo.41433
◆Vedanta、US$98億投じアルミ製造能力拡張
【ムンバイ】Vedanta Resources Plc(VRP)は2012年までに98億米ドルを投じ、アルミニウムの年産能力を現在の40万トンから260万トンに拡大、世界第5位のアルミ製造会社になることを目指す。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとビジネス・スタンダードが9月10日報じたところによると、VRPのAnil Agarwal会長は9日記者会見し、以上の方針を語った。それによると、オリッサ州Jharsugudaの施設には56億2000万米ドル、チャッティースガル州Korbaの施設には20億米ドル、オリッサ州Lanjigarhの施設には21億米ドルを、それぞれ投資する。以上のアルミニウム生産能力拡張コストはトン当たり2873米ドルと、世界平均の4500米ドルを大きく下回る。
プロジェクト費用は主に現金余剰と内部資金で賄い、不足分は借り入れる。同社は現在3万クロー(US$66.49億)の余剰金を有する。
グループ傘下のSterliteは、2008年5月に米国第3位の銅鉱山会社Asarcoの主要資産を26億米ドルで買収する契約に調印したが、同買収手続きは今年末までに完了する見通しだ。
VRPはアフリカにおける鉱山も物色している。アルミニウムと銅の国際価格は短期的に5~10%軟化する可能性があると言う。
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