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2008-09-15 ArtNo.41431
◆中核インフラ産業7月の成長率4.3%
【ニューデリー】中核インフラ産業6業種の今年7月の成長率は4.3%と、昨年同月の7.2%に比べ顕著に鈍化したものの、今年4月の3.6%、5月の3.5%、6月の3.4%を上回り、今会計年度に入って以来最高の伸びを記録した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレスが9月11日報じたところによると、中核インフラ産業の成長率は昨年12月以来、2月を除いて4%を下回るレベルにとどまっていたが、7月は今会計年度に入って以来初めて4%を突破した。
部門別に見ると、原油は-3%(0.9%)、鉄鋼完成品は1.9%(10.8%)、電力は4.5%(7.5%)、セメントは8.8%(9.4%)と、6部門中4部門の成長率が昨年同期の伸び(括弧内の数字、以下同様)を下回り、取り分け原油(Oil and Natural Gas Corporationが国内原油生産の90%以上を占めている)と鉄鋼完成品の不振が全体の足を引っ張った。しかし石油精製は11.8%(4.7%)、石炭は5.5%(1.1%)と、昨年同期の伸びを上回った。
この結果、年初4ヶ月の中核インフラ産業の成長率も3.7%(6.6%)と、前年同期の伸びから半減した。部門別に見ると、石油精製5.4%(11%)、電力2.6%(8.1%)、鉄鋼完成品3.8%(6.8%)、原油-0.9%(0.3%)、石炭7.7%(0.8%)と、石炭生産を除く全部門の伸びが、前年同期を下回った。
製造業製品に対する需要の軟化、資金コスト上昇に伴う不動産開発の鈍化、セメント/電力/原油等の部門の供給サイド及び設備能力の逼迫が、中核インフラ産業成長鈍化の背景に存在するものと見られる。ちなみに中核インフラ産業は工業生産指数(IIP)の26.68%の比重を占めている。
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