【ムンバイ】Yamaha Motor India Pvt Ltd(YMIPL)は、今後2年内に年産能力を2倍の80万台に拡張することを計画、目下ウッタルプラデシュ州Surajpurの既存工場に新施設を増設する工事を進めている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月9日報じたところによると、YMIPLの馬渕勉社長(MD兼CEO)は8日、マハラシュトラ州Mumbaiに設けられた同社直営のショールーム開所式の席上、以上の計画を明らかにした。それによると、YMIPLはSurajpurの他、ハリヤナ州Faridabadに工場を有し、合計年産能力は40万台、稼働率は60～70％で、昨年は11万8000台を販売、今年は、これまでに既に10万台以上を販売した。
YMIPLのPankaj Dubey営業主任によると、今年の祝祭日シーズンの売上げは一層の伸びが見込め、通年では20万台の販売を目指している。2010年までに市場シェアを現在の2.6％から10％に引き上げる。
先端技術を用いたハイエンド・バイクに対する関心が高まっており、同社は先ず同セグメントに照準を合わせ、その後マス・マーケットにもプレゼンスを築く。
YMIPLは6日、150ｃｃプラス・セグメントのFZモデルをお披露目した。これはYMIPLが今年発売したYZF-R1とGladiatorに続く3番目のモデル。
Dubey氏によると、YMIPLは自動変速スクーターをインド市場に投入する事業化調査を進めている。親会社は世界最大の自動変速スクーター・メーカーで、50～500ｃｃの様々なモデルを保持する。
YMIPLはまたディーラー網の拡大と、融資便宜の提供に力を入れている。2009年末までにディーラー網は現在の307店から450店に拡張される。ニューデリーに2店、マハラシュトラ州のMumbaiとPuneに各1店、合計4店の直営ショールームを有する。10月には西ベンガル州Kolkataにもう1店オープンする。一方、今年4月に営業を開始した金融子会社Bussan Auto Financeは、これまでに S0都市にプレゼンスを築いたと言う。