1995-12-01 ArtNo.4142
◆<馬>FCW、M$5000万投じ光ファイバー製造設備拡張
【プタリン・ジャヤ】FCWホールディングズBhdは5000万Mドルを投じてスブラン・プライの光ファイバー製造施設を拡張する。
FCWのレクソン・ウォン取締役(GM兼務)が水曜(11/29)の年次総会後語ったところによれば、同拡張計画が完成すれば、同社は国内唯一のADSS(オール・ダイ・エレクトリック・セルフ・サポーティング)ケーブルの製造業者となる。セルコム/トゥナガ・ナシオナルBhd(TNB)/マレーシアン・リソーシズ・コーポレーションBhd(MRCB)コンソーシアムはTNBの送電線網に沿って光りファイバー・ケーブルを敷設する計画で、その際ADSSケーブルを使用する。同社は国内唯一のADSSメーカーとして同プロジェクトへのケーブル納入の最大の機会を握ることになる。拡張計画には光ファイバー・タワーの増設が含まれ、これにより生産能力は倍増、新たに25万ファイバー・キロメーター(M$2000万相当)の生産が可能となる。目下同社は製品の15~20%を主にタイに輸出しているが、今後更に輸出市場の開拓に力を入れる方針で、特にインドネシアとフィリピン市場の潜在性に注目している。国内市場ではテレコム・マレーシアBhd(TMB)の20億光ファイバー・ケーブル敷設事業への納入契約(約M$5億)獲得を狙っている。またバクン水力発電事業への送電ケーブル納入を目指すコンソーシアムにも参加している。同社は目下6工場を擁するが、最近ムル(クラン)の新たな工場用地を1500万Mドルで買収したと言う。(NST:11/30)
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