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2008-09-08 ArtNo.41412
◆三林グループ、西ベンガル事業から全面撤退?
【コルカタ】インドネシアの三林(Salim)グループが西ベンガル州から全面撤退する可能性が予想されている。州政府が商業開発用に提供を約束した沿道の農地の収用を見合わせたことから、三林グループは、西ベンガル州の記念碑的事業とされるBarasat-Roychak高速道路工事を無料で引き受ける約束を履行することを拒絶、このため州政府は中央政府に建設費の補助を申し入れている。
ビジネス・スタンダードとエコノミック・タイムズが9月5日伝えたところによると、州政府は全長96キロの高速道路工事を第13次五カ年計画に含めるよう中央政府に求めた。
一時、西ベンガル州における過去最大の外国直接投資と持て囃された三林グループのプロジェクトには、特別経済区(SEZ)、タウンシップ、当該高速道路を包含した一連の工業クラスターの開発が含まれる。三林グループは、タウンシップ用地の提供を受けるのと引き替えにこれらの事業を全て無料で引き受けることを提案した。州都Kolkataから10キロの高速道路沿線に『Kolkata West International City』と称する衛星都市が開発されるはずだった。2006年2月に『Kolkata West International City』の記念碑が落成したものの、タウンシップは終に出現しなかった。
西ベンガル州政府のKshiti Goswami公共工事部長が商業会議所(MCC:Merchants Chamber of Commerce)主催の座談会の席上語ったところによると、高速道路とタウンシップ・プロジェクトに必要とされる土地は合計2400エーカーにのぼる。
州政府は2008年5月の州議会選挙後、産業開発のために州政府が農地を買収することを止め、投資家と農民の直接交渉に委ねる方針を決めた。三林グループは、『Kolkata West International City』用地として既に400エーカーの土地を手に入れていたものの、そうした条件の変更を認めず、プロジェクトから手を引く方針を決めた。
Goswami部長によると、州政府は高速道路プロジェクトの新たな金融アレンジに努めており、全長1.5キロのKukrahati大橋の建設費は中央政府に補助を求めることを検討している。また高速道路そのものの建設は、中央政府の陸運局(department of surface transport)に委ねる方向で説得を試みていると言う。
ちなみにKukrahati大橋プロジェクトの技術コンサルタントは日本国際協力機構(JICA)が務めたが、三林グループの参入でJICAは、プロジェクトから閉め出され、西ベンガル州Kolkata駐在の竹内好一総領事が抗議した経緯がある。
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