2008-09-08 ArtNo.41411
◆GAIL、Pata石化プラント年産能力を2倍に拡張
【ニューデリー】国営ガス供給会社GAIL Indiaは、化学ビジネスを中核事業に育成する戦略の一環として、ウッタルプラデシュ州Pataの石油化学プラントの年産能力を現在の41万トントンから数年内80万トンに拡張する。
インディアン・エクスプレスが9月5日報じたところによると、GAILのUD Choubey会長は4日催された年次総会の席上、以上計画を明らかにした。それによると先ず徐々に50万トンに拡張、その後さらに80万トンに拡大する。同会長はタイムフレームを明らかにしなかったが、同社オフィシャルによると、50万トンにまで拡張するにはおよそ1年を要し、その後80万トンに拡張する際のタイムフレームは取締役会で決定すると言う。
Choubey会長によると、北アジアと中央アジアの民間企業と手を結びメガ石油化学プラントを設けることを計画している。同氏はやはり具体的パートナーには言及しなかった。同社筋によると、Reliance Industries Ltd(RIL)との提携を計画している。
この他、2011-12年までに2万クロー(US$46.84億)を投じ、日量3億標準立方メートルのガスを輸送可能な新パイプ・ラインを建設する。新たに5本の長距離パイプラインを建設する工事と、既存パイプラインの拡張計画2件を目下進めている。
都市ガスの流通事業が次のビッグ・ビジネスになる見通しで、GAILは完全出資の新会社GAIL Gas Ltdを設立、圧縮天然ガス(CNG)を自動車や、パイプで一般家庭に供給する小売りビジネスに本腰を入れていると言う。
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