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2008-09-05 ArtNo.41398
◆ArcelorMittal、オリッサ州に専用港開発
【ブーバネスワル】Arcelor Mittalはオリッサ州における年産1200万トンの鉄鋼プロジェクトをサポートする専用港をMahanadi川北部のParadip近郊Barunei Muhanに開発する計画だ。
ビジネス・スタンダードが9月1日伝えたところによると、アルセロール・ミタルは当初、Poscoのように専用港を開発する考えはないとしていたが、方針を転換したようだ。やはりオリッサ州Paradipに年産1200万トンの製鉄所を建設するPoscoは、専用港を開発する方針を発表したものの、批判や反対の集中砲火を浴びている。
アルセロール・ミタルは最近、オリッサ州政府のR N Bohidar開発主任(development commissioner)に率いられる委員会に、港湾施設建設に関する説明を行った。それによると、オリッサ州Keonjhar県Patna郡に設ける製鉄所から270キロの地に建設される予定の専用港はCapeSizeの船舶が寄港でき、年間3000万トンの貨物処理能力を備える。こうした貨物にはコークス用炭1500万トン、徴粉炭溶鉱炉吹込み(PCI:Pulverized Coal Injection )用石炭500万トン、無煙炭100万トン、石灰岩900万トンが含まれる。
港湾にはスチール・サービス・センター/鉄鋼製品下流部門処理・仕上げラインの外、自動車産業関連施設/訓練施設/組み立て施設等の補助施設も設けられる。これらの施設を設けるには約6000エーカーの土地が必要とされる。
インド工科大学(IIT:Indian Institute of Technology)Chennai校海洋工学部(department of Ocean Engineering)が既に新港湾開発の予備計画報告書(preliminary project report)を作成している。アルセロール・ミタルはDHIに事業化調査を委託した。
一方、オリッサ州政府と2006年12月に当該製鉄所の建設に関わる覚書を交換したアルセロール・ミタルは、既に7750エーカーの用地買収に関する行政認可(administrative approval)を取得、Industrial Infrastructure Development Corporation (IDCO)に対して用地使用に関わるスケジュール書類を提出、手続き料を支払った。詳細プロジェクト報告書(DPR:detailed project report)も完成し、鉄道輸送認可(RTC:Railway Transport Clearance)と建設現場にアクセスするためのNational Highway Authority of India (NHAI)の認可も取得した。環境森林省の環境認可に関わる取り決め事項(TRO:terms of reference)を取得、建設地住民と2度にわたり会談(Gram Sabhas)し、立ち退き住民のための社会復帰・再定住(R&R:rehabilitation and resettlement)計画草案を州政府に提出したと言う。
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