SEAnews 2008-09-05 ArtNo.41396

【ニューデリー】国営重電機会社Bharat Heavy Electricals Ltd(Bhel)は、新たに機関車製造工場を設ける計画で、海外の大手企業と合弁交渉を進めている。
エコノミック・タイムズが9月2／4日報じたところによると、当初のプロジェクト・コストは1000クロー(US$2.342億)と見積もられ、マドヤプラデシュ州Bhopalとアンドラプラデシュ州Vizagを候補地として検討している。投資額はその後拡大される。BHELは既にフランス企業Alstom、ドイツ企業Bombardier Transportation GmbH及びSiemens、米国企業General Electric等と交渉しており、外国パートナーには49％の出資を求める。
Indian Railways(RI)は2万5000クロー(US$58.55億)を投じて、機関車660輛を調達する入札の準備をしている。BEHLは同入札に参加するため、新工場を設ける方針を決めた。
BHELは既にウッタルプラデシュ州Jhansiに年産約50輛の電気機関車工場を設けている。同社は6000馬力の機関車を製造する能力を有するが、1万馬力クラスの機関車を製造することを計画している。このため外国の電気機関車メーカーと合弁で、ビハール州東部のMadhepuraに新製造施設を設ける計画だ。BHELオフィシャルによると、9月17日に取締役会を開き、同問題を協議、外国パートナーに49％のシェアをオファーする問題も話し合う。既に潜在的な外国パートナーと交渉も進めており、今月末に関係発表を行う予定だ。
BHELのRavi Kumar会長兼MDは以上の消息を確認したが、それ以上の詳細を語ることは控えた。
年商2万1608クロー(US$50.60億:2007-08)のBHELは、この他、欧州の電気機関車メーカーの買収を通じ、新技術を手に入れることも検討していると言う。