SEAnews 2008-09-01 ArtNo.41377

【ハイデラバード】年商9582クロー(US$22.44億)のMurugappaグループに属するTube Investments of India (TII)の戦略ビジネス・ユニット、BSA Motorsは10月に電動スクーター5モデルを発売する計画で、目下南部ディーラー網の構築に取り組んでいる。
インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月27／28日報じたところによると、BSA MotorsのK.B. Srinivasan重役(GM)はこのほど以上の消息を語った。それによると、BSAブランドの自転車を製造販売している同社は、台湾及び韓国企業から得たノーハウに独自開発した技術も合わせて電動自転車(electric bike)の製造に乗り出した。グループは研究開発(R&D)に20クロー(US$468万)を投資、インドの環境に合ったカスタマイズを加えている。
このほど発売する5モデルは、250ワット・カテゴリーの3モデルと、500ワットと800ワット・カテゴリーの各1モデルから成り、内3モデルは、運転免許を取得する必要がない。価格は2万5000～3万5000ルピーで、運転コストは通常のモーターサイクルやスクーターのおよそ3分の1で済む。
ただしバッテリーは2万キロ走行後に買い換える必要があり、コストは約6000ルピー。バッテリーは台湾や韓国から輸入しているが、地元の一部製造業者は国内での製造を検討している。
女性、子供、老人、環境愛護者に照準を合わせ、当面南部諸州で販売する。南部のタミールナド州／カルナタカ州／アンドラプラデシュ州／ケララ州3州を中心に、2008年11月までに40店、2009年3月までに70店のディラー網を設ける。またこれらのディラーと、各市場の要所に充電センターを設ける交渉も進めている。発売後6ヶ月を経過した時点で南部以外の市場の開拓に着手する。将来はより大きなキャパシティーのモデルや電気以外の非伝統的燃料を用いた二輪車を紹介することも計画していると言う。