【アーマダバード】AshapuraグループとAdaniグループは50:50の合弁で年産100万トンのアルミナ精錬施設と年産50万トンのアルミニウム精錬施設を設ける交渉を進めている。
ビジネス・スタンダードが8月27日報じたところによると、AdaniグループのGautam Adani会長はこのほど同紙に以上の消息を語った。それによると、第1段階では3500クロー(US$8.20億)を投じアルミナ精錬施設を設け、その後アリミニウム精錬施設も設ける。総投資額は1万クロー(US$23.42億)と見積もられる。必要とされる1000MW(メガワット)の電力は、Adaniグループがグジャラート州Mundraに設ける発電所から供給する。
マハラシュトラ州Mumbai拠点の汚水処理会社Ashapura Minechem Limited (AML)は当初中国のQingtongxia Aluminium Group Co Ltd(QAGCL:青銅峡呂業集団)と50:50の合弁会社を設立し、同プロジェクトを進めるはずだったが、QAGCLは合弁事業から手を引いた。
原料のボーキサイトは、主にAshapuraがグジャラート州に有するボーキサイト鉱山から供給を受け、一部は購入する。Ashapuraは昨年、Gujarat Mineral Development Corporation (GMDC)と年間200万~250万トンのボーキサイトを、ロンドン金属取引所(LME)価格で購入する契約を結んだ。GMDCはアルミ事業に26%出資するオプションも認められている。グジャラート州には8000万トンのボーキサイト資源が存在し、向こう30年の需要に応じられると言う。