SEAnews 2008-09-01 ArtNo.41370

【ニューデリー】今年8月16日までの1週間の卸売物価指数(WPI)をベースにしたインフレ率は12.40％と、前週の12.63％に比べやや鈍化。インド政府はインフレ沈静の初期的な兆しと見ている。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレスが8月29日伝えたところによると、一次産品と燃料部門がインフレ鈍化に貢献したが、昨年同期の3.99％を依然遙かに上回っている。
一次産品(primary articles)は11.3％(11.83%)、燃料は16.76％(17.99%)、製造業製品は11.02％(10.91%)、必需品30品目は7.24％(6.74%)と、製造業品目と必需品価格の上昇率は前週のそれ(括弧内数字)を上回った。
政府は6月21日までの1週間のインフレ率をこれ以前に発表された暫定数字11.63％から11.91％に上方修正した。
大蔵省は、今回の鈍化は、インフレ沈静の初期的な兆しとコメントしたが、Palaniappan Chidambaram蔵相は、1週間の数字だけで判断することはできないと指摘した。