SEAnews 1995-12-01 ArtNo.4137

【シンガポール】都市再開発局(URA)は水曜(11/29)、宅地6区画、工業用地4区画の入札を募集した。前者の入札締切期限は来年1月24日、後者は2月7日。
合せて13ｈａの宅地には1100戸の住宅が開発でき、コンドミニアム開発地に指定された3区画(ﾀﾝｼﾞｮﾝ･ﾙｰ/ﾘｻﾞﾎﾞｰ･ﾋﾞｭｰ/ﾋﾙﾋﾞｭｰ･ｱﾍﾞﾆｭｰ)とコンドミニアムもしくは複合開発地に指定された3区画(ﾁｬﾝｷﾞ･ﾋﾞｭｰ/ﾍﾞﾄﾞｯｸ･ｻｳｽ･ｶﾞｰﾃﾞﾝ/ﾌｪｲﾊﾞｰ･ﾊｲﾂ)からなる。アナリストは後者のコンドミニアム乃至複合開発地に指定された土地も市況の軟化に関わらずコンドミニアムが開発される可能性が大きいと指摘する。また6区画の中ではタンジョン・ルーが最も人気を集め、平米当たり4200Ｓドル前後の値がつくものと予想している。
合計80万平米の工業地が造成されることになる34ｈａの工業区画はユノス・リンク／カキブキ・アベンユー1の6.5ｈａ、カキブキ・アベニュー1／アベニュー3の6ｈａ、トゥアス・サウス・アベニュー3／アベニュー6の12.7ｈａ、トゥアス・サウス・アベニュー3／アベニュー8の9ｈａから成り、内2区画は軽工業用地、他は一般工業用地もしくは軽工業用地に区分されている。これまで政府は毎回平均16ｈａ前後の工業用地を入札に掛けてきたが、今回はその倍の面積となっており、アナリストは製造業界の需要増に対応するとともに、工業用地の値上がり抑制を目指したものと見ている。(ST,BT,LZ:11/30)