2008-08-25 ArtNo.41355
◆Hindustan Zinc、US$8.43億投じ設備拡張
【ムンバイ】Vedantaグループ傘下のHindustan Zinc Ltd(HZL)は、世界最大の亜鉛・鉛製造会社に成ることを目指し、3600クロー(US$8.43億)を投じて年産能力を現在の75万4000トンから165万トンに拡張する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとビジネス・スタンダードが8月23日報じたところによると、HZLのKuldip Kaura重役(CEO)はこのほど以上の計画を明らかにした。それによると拡張計画に必要な資金は内部余剰金で賄い、負債ゼロの健全財政が維持される。計画には年産21万トンの亜鉛精錬施設、同10万トンの鉛精錬施設、160MW(メガワット)の自家発電施設の増設と総合的な鉱業施設が含まれ、2年内に完成すると、HZLは世界最大の亜鉛・鉛製造会社になる。
HZLは2億3230万トンの鉱物資源を保持、内2750万トンが亜鉛と鉛で占められている。ラジャスタン州Chanderiyaとグジャラート州Debariにおける8万8000トンの亜鉛デボトルネキング・プロジェクトは今年4月に完成した。亜鉛精錬施設『Chanderiya Hydro II』は工期を3ヶ月短縮して稼働した。最近68.8MWの風力発電設備が稼働したため、風力発電能力は123.2MWに拡大した。
ロンドン金属取引所(LME:London Metal Exchange)における亜鉛価格は2006-07年に記録的な値上がりを見せたが、ここ2、3ヶ月間に急落した。しかし需要拡大を背景に長期的価格見通しは健全さを保っている。HZLは生産コストと生産量に照準を合わせ、利益率の維持を図る方針と言う。
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