SEAnews 1995-12-01 ArtNo.4134

【シンガポール】シンガポールに新たにＤリンク・アジア・インベストメント、Ｄリンク・アジアPte Ltdを設立した台湾のＤリンク・コーポレーション(友訊科技集団)は、シンガポールにおける投資活動を強化するとともに、研究開発(R&D)も手掛ける計画だ。
Ｄリンク(S)のメルビン・リー(李耀邦)重役(MD)によれば、目下同社のＲ＆Ｄ拠点はカリフォルニア、台北、新竹、英国に置かれているが、シンガポール政府の奨励措置を好感、当地にＲ＆Ｄ活動の一部を移転することを検討している。現在アジア太平洋地域は同社売上の30％を占め、東南アジアはアジア太平洋地域売上の18％を占めるに過ぎないが、1996年の成長率は80～100％と見込まれ、今後3年間に同社の東南アジア営業額は3倍に拡大するものと見られる。同社は目下ファースト・インターネットと称する高速ネットワーク・カードの開発を手掛けており、また上海証券取引所コンピューター・システムの改良プロジェクトにも参加している。最近ＩＳＯ9000の認可を得た同社は、そのネットワーク・カードやモデムに永久補修サービスを提供している。昨年の営業額は1億300万米ドル、税引後利益は1100万米ドルで、今年は50％の売上増を見込んでいるという。(LZ:11/30)