2008-08-18 ArtNo.41332
◆テスコ、インド市場戦略発表、ウォールマートに対抗
【ムンバイ】英国の小売り大手Tescoは12日、向こう2年間に6000万ポンド(US$1.14億)を投じてキャッシュ&キャリー・ビジネスを展開するインド市場戦略を発表した。同社はまたTataグループの小売り子会社Trentとハイパーマーケット・ビジネスで提携するため、独占フランチャイズ契約を結んだ。
インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルド、ザ Eヒンドゥーが8月12/13/16日、TescoのPhilips Clarke情報技術部長(アジア欧州担当)の言を引用し伝えたところによると、マハラシュトラ州Mumbai/Delhi/カルナタカ州Bangaloreに各20万平方フィートのキャッシュ&キャリー店を設ける。インドにはホテルや様々な形態の組織部門店舗が存在する他、約1500万のkiranaストア(小規模個人経営店)が存在し、これら全てがキャッシュ&キャリー・ビジネスの潜在市場を成している。Trentを主要顧客にすることにより、キャッシュ&キャリー・ビジネスを迅速に拡張できる。しかしTrentと合弁を組む考えはなく、100%出資でキャッシュ&キャリー・ビジネスを進める。
Tescoはまたフランチャイズ契約の下、Trentのハイパーマーケット・チェーンStar Bazaarに技術支援を提供し、特許料の支払いを受ける。Trentは傘下のハイパーマーケット・チェーンを目下の4店から5年内に50店に拡張する。
TescoはDelhi/Bangalore/Tirupurに事務所を設け、インドで年間1億7000万ポンドの商品を調達、バンガロールのHindustanサービス・センターには3000人弱の地元スタッフを擁すると言う。
Trent LtdのNoel Tata重役(MD)によると、フランチャイズ契約を通じ、Trentは、Tescoの技術/ノーハウにアクセスでき、ワールド・クラスの小売りサービスを顧客に提供できると言う。
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