2008-08-13 ArtNo.41317
◆KTM、Bajajと提携し3種類の市内交通機器開発
【ムンバイ】オーストリアのスポーツ・バイク・メーカー、KTM Power Sports AGは、同社に21%出資するインド第二のモーターサイクル・メーカー、Bajaj Auto Ltd (BAL)と共同で3種類の市内用交通機器、即ち自動三輪車/低価格乗用車/スクーターの開発に取り組んでいる。
ビジネス・スタンダードが8月8日報じたところによると、これらのモデルは何れもガソリン・エンジン/ディーゼル・エンジン/電動モーターの3バージョンを備え、途上国市場に輸出される。KTMの『革新的都市交通コンセプト(innovative urban transportation concept)』に基づく4人乗り小型乗用車KTM-Bajajカーは、低廉、質素、快適な乗り心地を実現したものになるが、インド市場に紹介されるか否かは定かでない。BALはルノー/日産と既に2500~3000米ドルのウルトラ低価格車を共同開発する協力契約を結んでいる。
KTMのスクーター新モデルは2010年までにインド市場に紹介される予定で、既に準備が進められている。三輪モーターサイクル『trike』はスタイルの上でも、積載能力の面でも優れており、一部西欧諸国とオーストラリアで既に販売されている。
KTMはまた同社にとって初のスポーツ・ユーティリティー車の開発も進めている。燃費の良い四輪駆動車は、構内作業車としても優れた性能を備えたものになる。
BALは今年初に結んだ契約の下、マハラシュトラ州Pune県Chakanの工場で690 Supermotoと690 Dukeを含むKTM製バイクを製造する計画で、690 Supermotoと690 Dukeは今年末までに発売される予定だ。
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