【ハイデラバード】西ベンガル・グリーン・エネルギー開発公社(WBGEDC:West Bengal Green Energy Development Corporation Ltd)は、国内初の送電網に接続された大型の太陽光発電所を同州内に建設する契約を、アンドラプラデシュ州Hyderabad拠点のTitan Energy Systems Ltd(TESL)に発注した。後者はドイツ企業Beck Energyの技術支援下に関係工事を進める。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月10日報じたところによると、2MW(メガワット)の発電所はAsansolに近いBurdwan県Jamuriaに建設され、建設コストは36クロー(US$843万)。WBGEDCは9日TESLと仮契約(Letter of Intent)を結んだ。プロジェクトには国営電力金融公社Power Finance Corporation (PFC)が31クロー(US$726万)を出資、WBGEDCが残りの5クロー(US$117万)を拠出する。第1期工事は2008年12月までに、全工事も2009年3月末までに、それぞれ完成する予定。
WBGEDCのGon Chaudhuri重役(MD)によると、発電された電力は10年契約の下、Andrew Yule社傘下のDishergarh Power Supply Company Ltd (DPSCL)が1kWh当たり5ルピーで全量を買い取る。中央政府の新・再生可能エネルギー省が1kWh当たり10ルピーを補助することを認めている。発電所の寿命は25年で、投資は9~10年で回収される。
西ベンガル州政府のMrinal Banerjee電力部長によると、同州政府は2012年までに州内の電力需要の10%を再生可能エネルギーで賄う政策を立案した。同政策の下、2010年までに送電網に接続された太陽光発電所の電力供給量は50MWに達する見通しと言う。