2008-08-11 ArtNo.41306
◆SPEL Semiconductor、US$1億投じ設備拡張
【チェンナイ】集積回路(IC)の組み立て検査サービスを手がけるSPEL Semiconductor Ltd(SSL)は向こう5年間に1億米ドルを投じ、タミールナド州Chennai近郊Maraimalai Nagarに設けた工場の設備能力を拡張する。
ビジネス・スタンダードが8月7日報じたところによると、SSLのAr Rm Arun副会長はこのほど以上の計画を明らかにした。それによると、Southern Petrochemical Industries Corporation(SPIC)傘下のSSLは、アジアにおけるIC製造事業の活況に伴う需要に応じるため生産能力を段階的に拡張する方針を決めた。拡張資金は借り入れで賄う。
第1段階では2500万米ドルを投じ年間製造能力を現在の4億2500万ユニットから6億8000万ユニットに、第2段階では7500万米ドルを投じ、2012-13年までに年産能力を15億ユニットに、それぞれ拡張する。
この他、チェンナイ周辺の特別経済区(SEZ)に別途同規模の設備を設ける初歩的な準備を進めている。同社が生産したICは携帯電話、デジタル・カメラ、デスクトップPC、ノートブックPC等に用いられる。工場は100%輸出志向ユニットで、製品は主に米国に輸出されている。SSLは、欧州市場の開拓も計画、同地のコンピュータ/通信/電子耐久消費財業界の大手企業3社と交渉中で、6~8ヶ月以内に注文が得られるものと期待している。
SSLの2008-09年第1四半期の純益は前年同期の600万ルピー(US$14万)に比べ238%増の2.04クロー(US$48万)を記録した。売上げも14.93クロー(US$350万)から21.83クロー(US$511万)に増えた。
インドの電子製品国内需要は2005年の282億米ドルから2015年までに3630億米ドルに複合年間成長率(CAGR)30%の伸びが見込まれている。これをベースにするなら2015年の国内半導体需要は360億米ドルを突破する見通しと言う。
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