SEAnews 2008-08-11 ArtNo.41304

【ムンバイ】Suzuki Motorcycles India Pvt Ltd(SMI)は100ｃｃモーターサイクル市場に進出する可能性を検討している。
ビジネス・スタンダードが8月7日伝えたところによると、SMIはこれまで、エントリー・レベルの100ｃｃモーターサイクル・セグメントに進出する可能性を否定して来たが、SMIのAtul Gupta副社長(セールス＆マーケッティング)は、こうした戦略に見直しを加えていることを確認した。しかし現時点ではまだ何も方針を決めていないと言う。SMIが現在販売しているモーターサイクル2モデルとスクーター1モデルは、何れも125ｃｃカテゴリーに属している。
100ｃｃセグメントの販売台数は下降線を辿っているものの、昨年インドで販売された570万台のモーターサイクルの70％以上が同カテゴリーに属している。
Bajaj Auto Ltd(BAL)とYamaha Motorは、同カテゴリーのバイヤーは遠からず125ｃｃにアップグレードすると予想しているが、Hero Honda Motors Ltd(HHML)が独占的プレゼンスを築いている他、TVS Motorsの最大の売れ筋Star Cityも100ｃｃカテゴリーで、Honda Motorcycle & Scooter Indiaも同カテゴリー進出を決めている。2008－09年第1四半期にBALの100ｃｃバイク販売は12％下降したが、HHMLのそれは11％の伸びを記録した。
Gupta氏によると、SMIは2009年3月までにモーターサイクルとスクーターの合計製造能力を17万5000台から22万台に拡張する計画だ。同社はこれまでにインド・ビジネスに40億ルピー(US$9368万)を投じたが、今会計年度末までに50億ルピー(US$1.17億)に拡大する予定で、これには新モデルへの投資が含まれる。同社は今年125ｃｃのモーターサイクル1モデルと1340ｃｃ、最高時速397キロのスーパーバイク、隼の発売を予定している。