SEAnews 2008-08-11 ArtNo.41301

【ニューデリー】イタリアの自動車メーカーPiaggioが100％出資するPiaggio Vehicles Pvt Ltd (PVPL)は、マハラシュトラ州Baramatiの既存工場に450クロー(US$1.05億)を投じ、エンジン製造施設を増設するとともに、ダイハツの技術支援を得て排気量1.2リットル以下の2気筒ターボチャージャ付きディーゼルエンジンを開発する。
エコノミック・タイムズが8月5／6日伝えたところによると、インド自動三輪車市場をリードするPVPLは、Baramatiのエンジン製造施設を伝動装置(powertrain)のグローバル・ソーシング・ハブにする計画だ。エンジン・ショップの当初年産能力は5万ユニットで、製品の一部はピアジオの海外工場向けに輸出される。ユーロIV／V排ガス基準を満たしたエンジンは、ピアジオがインド市場に紹介する予定の新世代のミニ・トラックに搭載される。
PVPLのRavi Chopra会長兼MDによると、既にインド自動三輪車市場シェア・トップ(47%)の座を占め、1トン未満のミニ・トラック・セグメントにプレゼンスを築いた同社は積載重量1トンのトラック製造を計画している。PVPLは2020年までにインドでVespaレーンジのスクーターを発売することも計画していると言う。