2008-08-11 ArtNo.41300
◆エアバス/ボーイング、インド航空機需要の激増予想
【ムンバイ】AirbusとBoeingは、経済全般及び航空産業の景気が後退しているにも関わらず、今後20~25年間にインドの航空機需要が激増するものと予想している。
インディアン・エクスプレスが8月4日伝えたところによると、ボーイングは今後20年間にインドの航空機需要がが1001機にのぼると予想、エアバスは向こう25年間の需要を1100機と予想している。
エアバスのJustin Dubon地域広報主任によると、同社にとってインドは有望且つ確実な市場で、以上の見通しには燃料の高騰や航空旅行需要の減退も織り込み済み。インドは購買力の面から世界第3の市場で、2017年までに世界第7位の経済体に成長するものと見られる。このため向こう25年間には1100機の旅客機と貨物機の需要が見込まれ、市場規模は1050億米ドルに達する見通しだ。エアバスは2005年以来インドで295機、総額約220億米ドルを受注した。これらには、Kingfisher64機、Air Deccan72機、Jet Airways10機、Indigo100機、Indian43機、GoAir10機が含まれると言う。
これに対してボーイングはインドで250億米ドルを受注しており、これらにはAir India68機、Jet Airways63機、SpiceJet30機、Indian Air Force3機が含まれる。ボーイングのDinesh Keskar上級副社長によると、インドの商用航空機需要はアジア最大で、向こう20年間の旅客機と貨物機の需要は1001台、合計1050億米ドルに達すると見積もられる。しかし航空産業は今後12~15ヶ月間に調整期を迎えるものと見られる。またインドは今後より多くの国と二国間国際航空協定を締結、これに伴い自由化が一層加速する見通しと言う。
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