2008-08-06 ArtNo.41290
◆Tata Steel、シンガポールに海外事業持ち株会社設置
【ムンバイ】Tata Steel Ltd(TSL)はシンガポールに持ち株会社Tata Steel Global(TSG)を設立、Corusを含む全ての海外事業を新会社の傘下に収めるとともに、今後新会社を通じて鉄鋼、石炭、鉄鉱石等に関わるグループの企業買収資金を調達する。TSGは8月1日、正式に発足、資産総額は130億米ドル近い。
ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、インディアン・エクスプレスが8月2/4日報じたところによると、TSLグループのKoushik Chatterjee財務担当主任(CFO)は1日以上の発表を行った。Corusの他、傘下にTata Steel ThailandとNatSteel Asiaを有するTSLは、モザンビークとオーストラリアの炭坑、象牙海岸の鉄鉱山権益を取得した他、南アフリカにクロム鉄プラントを建設、オマーンでは石灰岩採掘の合弁事業に乗り出している。TSLは全世界の炭坑と鉄鉱山を物色、アジアの小規模製鉄プラントを買収する機会も探っている。TSLは最近、ベトナム政府と年産450万トンの製鉄所を同国に設ける覚書を交換した。プロジェクト・コストは35億米ドルと見積もられる。
TSLはインド国内では1万2000クロー(US$28.1億)の事業拡張を計画、その一部に充当するため1000クロー(US$2.34億)の借入を予定している。
|