【ハイデラバード】Bill Clinton Foundation(BCF)は、恒常的に干魃の被害を被っているアンドラプラデシュ州Anantapur県に大規模なソーラ及び風力発電施設を設けることを検討している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月30日、アンドラプラデシュ州政府筋の消息として伝えたところによると、アンドラプラデシュ州当局は、Ira Magaziner国際主任に率いられるBCF代表団に干魃の被害に見舞われたAnantapur地区を紹介した。BCFは数千エーカーの土地を求めており、投資は相当な額にのぼる見通しだ。
ちなみに同地はシンガポールのJurong International Groupに率いられるコンソーシアムが向こう10年間に250億米ドルを投じてサイエンス・シティーの開発を計画、またアラブ首長国連邦のラス・アル・ハイマ投資局(RAKIA:Ras Al Khaimah Investment Authority)もエデュケーショナル・シティーの開発を提案している。
これに先だってラジャスタン州Jaisalmerとグジャラート州Kutch県Rannも視察したBCF代表団は、年間を通じた晴天の日数や日射量、風力等のデータを比較検討した上、最終候補地を決めるとしている。AP州筋によると、ラジャスタン州JaisalmerはAnantapurよりも高温だが、日照時間は後者の方が長いと言う。