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2008-07-21 ArtNo.41228
◆インド当局、新たに8つの原子力発電所建設計画
【バンガロール】インド当局は各700MW(メガワット)の原子力発電所を8カ所に建設、国内の原子力発電能力を現在の4000MWから1万MWに拡張することを目指している。
デカン・ヘラルドが7月16日伝えたところによると、バーバ原子力研究センター(BARC:Bhabha Atomic Research Centre)のSrikumar Banerjee所長(Director)はこのほどPTI通信に以上の消息を語った。それによると、各700MWの発電所8カ所の合計発電能力は5600MWで、既存発電所のキャパシティーも加えると原子力発電能力は9600MWに達する。
しかし、国内の既存原子力発電所は燃料不足で50%前後の稼働率になっている。国内におけるウラニウムの確認埋蔵量からすれば1万MWが限度だが、目下、新ウラニウム鉱山の開発とウラニウム鉱石の処理を加速しているため、燃料の供給不足は改善する見通しだ。新ウラニウム鉱山の生産が軌道に乗り、ウラニウムの生産量が十分なレベルに達したなら、8件の原子力発電所の建設計画に着手する。既に設計図の準備はできており、燃料リンケージの完成を待っている。
インドの地質構造からすれば新たなウラニウム鉱山が発見される可能性は大きい。特にラジャスタン州とカルナタカ州の潜在性は高い。より広範な地域の調査が進められており、またこれまでの調査は地表におけるものだったが、最近は新技術の導入により、より深い層の調査が可能になった。このため目標とする1万MWの達成は問題ないと言う。
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