SEAnews 2008-07-09 ArtNo.41189

【札幌】Manmohan Singh首相は7日夜空路日本に到着した後、Ｇ8首脳会議の会場、北海道洞爺湖畔で国際原子力機関(IAEA)及び原子力供給国グループ(NSG)関係国首脳と一連の会談を行いロビー外交を展開した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月8日報じたところによると、閣外協力する左派戦線(Left Front)がインド米国民生用核協力協定に反対する姿勢を崩さぬ中、数日前に野党社会党(SP:Samajwadi Party)の支持獲得すると言うウルトラＣを演じたシン首相が国際舞台でも同様の成果を積み上げることができるか注目されている。
8日は午前5時に札幌のホテルを出立、2時間20分をかけて洞爺湖のホテルにブッシュ大統領を訪ねた後、ロシア、中国、オーストラリア、カナダ、メキシコ、韓国、インドネシアの首脳と会談、これら首脳の支持取り付けを図ったものと見られる。
英国、フランス、ロシアは既に支持を表明しているものの、他のNSGメンバーの中には、核不拡散協定に調印せぬインドを支持するのを躊躇する国が少なからず存在する。これまでのところは核不拡散協定に調印した国にのみ核燃料の商業供給が認められている。しかしシン首相は7日、「我々がIAEAの査察を認めるなら、米国は他の国々の一致した支持を獲得すると言う約束を履行するものと思う」と述べ、最終的にこうした国々の支持を得ることに自信を表明した。