SEAnews 2008-07-07 ArtNo.41188

【ニューデリー】国民会議派のSonia Gandhi総裁は6月28日催された党幹部会の席上、全国各州の党組織を再活性化させる日程表と戦略を立案するよう指示、これに伴い同党はいよいよ総選挙態勢に入った。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月28日報じたところによると、ソニア女史は同党の書記及び各州代表との会議の席上、全国各地で集会を催し、5州における州議会選挙と国会下院選挙に備えるよう指示した。
国民会議派全国委員会(AICC:All India Congress Committee)のJanardan Dwivedi総書記(GS)によると、今回の会議は選挙準備のためのもので、国会下院選挙についても話し合われた。党は選挙に備えねばならず、会議出席者は次回の会議までに選挙運動計画を立案するよう求められた。
今回の会議でソニア女史は選挙計画立案の進捗状況を点検したが、興味深いことに統一進歩連合(UPA:United Progressive Alliance)と左派戦線(Left Front)の協力体制に赤信号を点滅させたインド米国核協力協定問題は話し合われなかった。同党筋は、「インド米国核協力問題は、2度の作業部会で十分討議した」と述べており、党内においては最早これ以上話し合う必要はないようだ。UPAメンバー各党はインド米国核協力協定支持で一致しているが、総選挙の早期実施を望まぬ点でも一致している。国民会議派幹部の1人は「インド米国核協力協定は選挙戦のテーマではない」と語った。