2008-07-07 ArtNo.41180
◆ホンダ子会社2社、ブランド知名度と顧客満足度で競争
【ニューデリー】Honda Motorcycles and Scooters India (HSMI)は姉妹会社Hero Honda Motors (HHML)とボリューム販売で競争する考えはないが、ブランド知名度と顧客満足度の面で両社は競争することになると言う。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルドが7月1日伝えたところによると、HSMIの青山真二社長兼CEOは125ccモーターサイクルCBF Stunnerの発表会の席上、以上の考えを語った。それによるとHSMIが販売量の面でHHMLに追いつくことはないものと見られる。しかしHSMIは良好なブランド・イメージの構築と顧客の満足度の面でナンバー・ワンを目指すと言う。
ホンダは完全出資子会社のHSMIと現地合弁会社のHHMLを通じてインド市場にその二輪車を投入している。HMSIは昨年スクーター61万8000台とモーターサイクル25万3000台を販売、現在インド二輪車市場の11%のシェアを占めている。同社は2010年までに同シェアを15%に拡大する計画だ。今年通年の販売目標は100万台。
この日お披露目されたCBF Stunnerのデリーにおける店頭価格は4万7070~5万1655ルピー。同社は通年で8万台の販売を目指している。
HSMIは今会計年度内にマスマーケット向けの2モデルを発売する計画で、内1モデルはスクーター、もう1モデルは未定。またトップエンド・カテゴリーのCBR 1000の発売も予定している。
現在はモーターサイクル2モデル(Unicorn/Shine)とスクーター4モデル(Eterno/Activa/Dio/Aviator)を販売している。同社の工場年産能力は135万台で、目下年間120万を製造している。第2工場建設の可否は稼働率が100%に達した段階で考えると言う。
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