【アサンソール】西ベンガル・グリーン・エネルギー開発公社(West Bengal Green Energy Development Corporation Ltd)は西ベンガル州Burdwan県Jamuriaに2MW(メガワット)の太陽光発電施設を設ける計画 ノ着手した。これは国内初の送電網に接続されたメガワット・クラスの太陽光発電所になる。中央政府はPower Finance Corp (PFC)が提供する融資を100%補助することを認めた。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月23日報じたところによると、西ベンガル電力開発公社(West Bengal Power Development Corp)/西ベンガル州配電公社(West Bengal State Electricity Distribution Company)/西ベンガル再生エネルギー開発機構(West Bengal Renewable Energy Development Agency)の合弁に成るWBDEDCLは同プロジェクトに40クロー(US$937万)を投資する。PFCが内30.9クロー(US$724万)を融資、またAndrew Yule社傘下のDishergarh Power Supply Company Ltd (DPSCL)が同プロジェクトに8.3エーカーの用地を提供する。
DPSCLのS Radhakrishnan重役(MD)によると、同社はWBGEDCLと電力購入契約を結び、年間300万ユニットの電力を1ユニット当たり5ルピーで買い取る。これは実際の発電コストを大幅に下回る。
WBGEDCLのSP Gon Choudhuri重役(MD)によると、中央政府の新/再生可能エネルギー省は、当初3年間、電力1ユニット当たり10ルピーの補助を認めた。これによりPFCから取り入れたローンを100%相殺できる。2008年12月に稼働する予定の同プロジェクトを通じ、毎時2000キロのカーボン排出を抑制でき、カーボン・クレジットも稼ぐことができる。
西ベンガル州は1983年に30MWの太陽エネルギー発電施設を設け、太陽エネルギー発電事業に着手した。それから20有余年を経て2MW発電所の建設にこぎ着けた。
パンジャブ州/ラジャスタン州/グジャラート州も同プロジェクトに注目、WBGEDCLにJamuria発電所計画の詳細な資料提供を求めている。
西ベンガル州が2030年までに必要とする80万MWの電力の内、50万~60万MWは従来型火力発電/核発電/水力発電で賄われ、残りはグリーン・エネルギーにより賄われる見通しだ。
この日催された起工式には西ベンガル州政府のMrinal Banerjee電力部長と中央政府新/再生可能エネルギー省のV Subramanian次官が立ち会った。Banerjee電力部長によると、州政府は年産1000トンのポリシリコン製造プロジェクト申請を受理したが、これだけで1200MWの太陽光発電が可能と言う。