【ニューデリー】自動車の排気ガスによる大気汚染の一掃を目指すデリー州のSheila Dikshit首席大臣は25日、地元Mainiグループ傘下Reva Electric Car Company(RECC)の電気自動車REVAiに対して15%のベース価格補助、12.5%の付加価値税(VAT)免除、2%の道路税及び登録料の還付を認めると発表するとともに、国産ハイブリッド・カーにも同様の奨励措置を適応する用意があると語った。
インディアン・エクスプレスが6月26日伝えたところによると、一連の奨励措置が適応された結果、REVAiの3種類のモデルのデリー州におけるオン・ロード価格は29万9000~37万8000ルピーになった。Dixit首席大臣は、「もしハイブリッド車の発売を計画する自動車メーカーが奨励措置の適応を求めるなら州政府は認める用意がある。しかし今のところそうした要請は受けていない」と語った。
最近、Honda SielはCivicハイブリッド・モデルを発売したが、価格は215万ルピーと、ガソリン車のほぼ2倍になった。これは完成車として輸入されるハイブリッド・モデルには110%以上の輸入税が課されるため。地元のMahindra & MahindraやToyotaもハイブリッド車の発売を計画している。
Chetan K Maini副会長によると、カルナタカ州Bangalore拠点のRECCは、毎年1変形モデルを発売するとともに、今年内に生産量を6000台から5倍の3万台に拡大、国内市場の開拓に本腰を入れる。RECCは昨年調達した2000万米ドルを向こう3年間に投じ、フル稼働を実現する計画で、生産した車輌のおよそ50%は国内で販売、残りは欧州や東南アジア諸国に輸出すると言う。