【ニューデリー】中央銀行Reserve Bank of India(RBI)は24日、短期ローン金利の指標とされるレポ・レートと市中銀行が中央銀行に預けることを義務づけられた現金の準備率CRR(Cash Reserve Ratio)を各50ベイシス・ポイント引き上げた。これは同行が近年採用した措置の中でも最も厳しいものの1つに数えられる。
インディアン・エクスプレスが6月25日報じたところによると、RBIはレポ・レートを即日8.5%にアップ、CRRを7月5日と同19日に2段階に分けて先ず8.5%そして8.75%に、それぞれ引き上げる。これにより1万7000~1万8000クロー(US$39.81億-42.15億)の流動性が市場から引き上げられる。
中央銀行はそのステートメントの中で、「エネルギー価格の高騰は最早一時的現象と見なすことはできない」とする一方、「経済全般に対する需要サイドの圧力は依然強い」と述べている。
ザ・ヒンドゥー、エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルド、インディアン・エクスプレスが27日伝えたところでは、RBIの発表を受けてState Bank of Indiaは27日からベンチマーク最優遇貸出金利(BPLR)を12.75%に50ベイシス・ポイント引き上げた。この他、Union BankもBPLRを引き上げ、HSBCは預金金利を最大75ベイシス・ポイント引き上げた。