2008-06-25 ArtNo.41151
◆NLC Nalco、西ベンガル工場を全地球R&Dハブに
【コルカタ】水処理、エネルギー、製紙を含む様々な領域で用いられる工業化学品の製造マーケッティングを手がけるNLC Nalco India Ltd(NNIL)は西ベンガル州Howrah県Konnagarに設けた工場を全地球的な研究開発(R&D)活動のセンターにする計画だ。
インディアン・エクスプレスが6月20日伝えたところによると、米国コルカタ総領事館商業サービス部とインド・アメリカ商業会議所(Indo-American Chamber of Commerce)が共催した水事業に関する『Showcase US』で講演したNNILのカントリー・マーケッティング・マネージャーAlok Bhadra氏は、会場で以上の計画を明らかにした。それによると、Konnagarユニットはシンガポールに設けたアジア太平洋地域R&Dハブの活動の一部を分担している。石油鉱区、紙、プロセスケミカルは主要な投資領域になっており、KonnagarのR&Dユニットもこれらの領域に照準を合わせている。
NLC Nalcoは世界的に6つのR&D拠点を有し、36億米ドルの2006年度世界売上げの5%をR&D活動に充当した。
Henry Jardine米国総領事によると、インドにおける水事業関連の商品及びサービス市場は10億米ドルを超え、年率10~12%の成長を遂げている。しかし2025年の国民1人当たりの予想水供給量は世界平均の1700立方メートルを下回り、水不足に陥る恐れがあると言う。
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