【ニューデリー】穀物、香料、ミルク、果実等の一次産品や鉄鋼、食用油等の一部製造業製品の値上がりを背景に5月24日までの1週間の卸売物価を基準にしたインフレ率は8.24%をマーク、前週の8.1%からさらに上昇した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルドが6月6/7日報じたところによると、昨年同期のインフレ率は5.15%だった。アナリストらはインフレは今後も上昇し続け、取り分け6月5日のガソリン、ディーゼル油、液化石油ガス(LPG)の値上げで拍車がかかるものと予想している。
P Chidambaram蔵相は、一層の財政/通貨措置や行政施策を講じ物価の抑制に努める考えを表明した。中央銀行のY.V. Reddy総裁も5日、中央銀行は可能な全ての措置を講じ、インフレを抑制すると語った。