2008-06-11 ArtNo.41100
◆Videocon、50%人員削減、弱体ブランド切り捨て
【ムンバイ】石油から耐久消費財まで積極的な多角経営戦略を展開する地元企業Videocon Industries Ltd(VIL)の消費者用電子製品部門は、KR Kim新副会長兼CEO(前LGインド事業主任)の指揮の下、人員の50%削減を含む再編計画に乗り出した。
インディアン・エクスプレスが6月6日伝えたところによると、Kim新副会長兼CEOはこのほど同紙に以上の計画を語った。それによると、VILの耐久消費財部門だけで製造/マーケッティング・スタッフを含め6000人の従業員を擁するが、全体としても、工場レベルでも人員を50%削減する。
如何なる企業も、健全な基盤を確立し、足場を固める必要がある。Videoconはまだそうした基盤が存在しない。取り分け研究開発(R&D)、品質、効率、技術領域の基盤を固める必要がある。
Videoconはマハラシュトラ州Mumbai市内にそれぞれ異なる主任が指揮する6つのサブ・ブランド・オフィスを有する。各オフィスは距離も離れているため直接対面して意思の疎通を図ることができない。このため複数のサブブランドの共通の拠点として1カ所に大規模なヘッド・オフィスを設け、弱体なサブブランドは段階的に廃止、5カ所のオフィスも段階的に閉鎖する。例えばHyundaiブランドは廃止し、新技術の導入を通じてVideoconブランドを補強する。向こう6ヶ月間に他の弱体ブランドも同様に廃止する。
VILは最近、Sansui LtdのAnil Khera元営業部長をDTHビジネスのCEOに指名したが、今後この種の多くの人事異動を進める。
国際市場においては、ラテン・アメリカ、ドゥバイ、ナイジェリアに新オフィスを設ける。
Kim氏はLGブランドのインドにおける足場を築いた実績を有するが、同氏は向こう数年間にVILのために同様な基盤を構築する計画と言う。
|