1995-11-29 ArtNo.4108
◆<馬>CCMとEONバンクの処遇は3年内に決定:Gadek
【クアラルンプル】ガデ・マレーシアBhdはヤハヤ・アハマド氏のHicomホールディングズBhd権益買収に伴いグループに加わったEONバンクBhd及びクレジット・コーポレーション(M)Bhdの処遇を3年内に決定する。
ガデ・グループのモハド・サレー・スロン重役(MD)が27日の特別総会後語ったところによると、中央銀行はこれら2銀行を合併するか、いずれか一方を売却するよう求めているが、その期限は3年後のため、同グループとしては方針決定を急いがない。両行の経営は良好で、今後一層の成長も期待できると言う。ちなみにヤハヤ氏がHicomの32%権益買収の機関車として利用したメガ・コンソリデーテッドSdn Bhdの全権益をガデが買収、そのガデの32.5%の権益をディバーシファイド・リソーシズBhd(DRB)が買収したため、DRBがヤハヤ氏の企業グループ全体の持ち株会社となっている。
この日の特別総会ではオプティマム・バランスBhd(OBB)の公開上場計画及びガデのサウス・イースト・アジア・インシュランスBhdの64%権益買収計画(M$3830万)が株主により承認された。ガデの90%子会社のOBBは、金融持ち株会社としてCCMの全権益(M$7億)を所有することになる。株式公開後ガデはOBBの53%の権益を維持する。OBBの公募目論見書は来年1月に発表、来年3月のクアラルンプル証取(KLSE)上場を目指す。
EONバンクの資産評価は完了していないが、3年内に同行を上場させることも1つのオプションとされる。しかしながらHicomホールディングズはEONバンクの29%の権益しか保持しておらず、最終的方針は決定されていない。Hicomホールディングズのユナイテッド・フソーSdn Bhd及びオートモーティブ・コーポレーション(M)Sdn Bhdの買収計画については、来月株主に詳細な報告が行われると言う。(ST,BT,NST:11/28)
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