【ニューデリー】インド政府は5月29日、電力不足を解消するため、オリッサ州/チャッティースガル州/タミールナド州/グジャラート州に新たに4つのウルトラ・メガ発電所(UMP)を建設する計画を承認した。
ザ・ヒンドゥーが5月30日伝えたところによると、インド商工会議所協会(Assocham:Associated Chambers of Commerce and Industry of India)が発表したステートメントの中でSushilkumar Shinde電力相は以上の消息を明らかにした。それによると、インド政府はこれ以前に9件のUMPプロジェクトを承認しており、内3件は既に着工されている。これに今回の承認分を加えるとUMPプロジェクトは合計13件、5万2000MWになり、いずれも第11次五カ年計画期間の完成が目指される。
目下インドは3万MW近いの電力不足に直面しているが、これらUMPが完成すれば、電力不足も解消するものと期待される。発電設備の供給不足が顕在化する中、政府は最近、様々な設備業者に合計キャパシティー7万3000MWの発電プロジェクトに関わる設備機器を発注した。
第11次五カ年計画期間には発電設備能力が7万8577MW拡張されるが、別に1万1000MWの自家発電キャパシティーも追加される。このため2012年までに合計8万9000MWの発電能力が追加される見通しと言う。