2008-06-04 ArtNo.41070
◆国営鉄鋼会社RINL、国営鉱山会社NMDCとの合併提案
【コルカタ】臨海型製鉄所Visakhapatnam Steel Plantを経営する国営Rashtriya Ispat Nigam Ltd (RINL)は、鉄鉱石の供給を確保する狙いから国内最大の鉄鉱山会社国営National Mineral Development Corp (NMDC)との合併を提案した。
インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルドが5月31日報じたところによると、RINLのP. K. Bishnoi会長は29日以上の提案を行うとともに、「これによりRINLは、国営Steel Authority of India Ltd(SAIL)やTata Steel Ltd(TSL)が強みとする原料コスト面の優位を享受できる。また製鋼ビジネスに進出するため技術パートナーを求めるNMDCにもメリットがある」と指摘した。
Bishnoi会長によると、同氏は鉄鋼省とNMDCに以上の提案を行ったが、どちらからもまだ正式の回答を得ていない。何れにしても両社が合併すれば、向こう10年間に鉄鋼年産2500万トン、鉄鉱石年産4000万~5000万トンの総合鉄鋼会社が誕生する。
RINLは向こう10年間に鉄鋼年産量を現在の360万トンから1600万トンに拡張する予定で、NMDCはチャッティースガル州に年産300万~400万トンのスチール・プラントを設けることを計画していると言う。
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